フリーランス・副業2019.07.01

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フリーランスにつきまとう3つの不安と解消法や向き合い方

目次

将来が見えない不安

フリーランスという働き方をする人は増え続けているとはいえ、まだまだ新しい働き方です。モデルケースも多くありませんので、フリーランスの将来に漠然とした不安を覚える方も少なくないでしょう。中でも「フリーランスとして収入が得られるか」「仕事がなくならないか」「いつまで働き続ければ良いのか」といった不安を持たれている方は多いと思います。

ここではこのような不安についてどう向き合っていくのかに焦点を当てます。

そもそもフリーランスとして収入が得られるか不安

フリーランスの自由な働き方に憧れるけど、フリーランスとして生活をしていくだけの十分な収入を得られるのか不安で、次の一歩が踏み出せないという方も多いと思います。

確かに、フリーランスはスキルに加え、仕事をとってくるための営業力も必要です。それらを持ち合わせていないために収入を得られず、生活をしていくのが困難という状況は十分にあり得ますので、不安に感じるのも当然のことかと思います。

このような不安への対策としては、いきなりフリーランスとして働き始めるのではなく「まず副業から始めてみる」ことがポイントとなります。収入が保証されている会社員として最低限の収入を得つつ、副業で働いてみてフリーランスとして独立していけそうなのかを検証してみるところから始めるのです。

副業で得たお金は貯金や投資に回すなどをしておくことで、駆け出しのフリーランスで収入が不安定な時期を乗り越えるのにも役立ちます。

仕事がなくなるかもしれないという不安

最近では、大手企業においても早期退職希望者を募るなどをして人員が削減されており、大企業の会社員であってもいつ自分の仕事がなくなるかわからないと言われます。とは言え、自身のスキルや営業力に依存するフリーランスでは、より一層仕事を失うリスクは高く、その不安は会社員と比べて当然大きいものになります。

対策としては、クライアントを複数もってポートフォリオ化をしておくことをおすすめします。また、目の前の仕事に100%の時間を使うのではなく、スキル磨きや人脈作りといった自己投資に時間を使い、将来の仕事の種を植えておくことでリスクを減らすことができます。

どんな仕事でも「絶対になくならない」とは言い切れませんが、このような備えをしておくことで不安は和らぐものです。

いつまで働き続ければ良いか不安

会社員であれば「定年まで働く」というわかりやすい区切りがありますが、フリーランスの場合はそれがありません。そのため「いつまで働き続ければよいか」という不安があります。このような不安を払拭するためには、自分自身のファイナンシャルプラン、ワークライフプランを能動的に設計する必要があります。

後述しますが、フリーランスは会社員と比べて年金の受給額が少なく、退職金もないため、自分自身で将来の備えを行っていかなくてはなりません。

また、当然ではありますがフリーランスは自分で仕事の量を決められるので、仕事をした分だけ収入を増やすことができます。貯金を蓄えて早期にリタイアをしたいのであれば、前倒しで仕事をする事もできますし、逆に一般的に定年と言われる年齢を過ぎても仕事をし続けたいと思えば、それも可能です。

これをフリーランスならではのメリットと捉えて、自分の人生のハンドルを握っていくことがフリーランスの不安を取り除くうえで大事な姿勢となります。

税金や年金などお金の不安

ここまでの話とも関連しますが、フリーランスにお金の不安はつきものです。この不安を助長するのが、税金や年金の話です。フリーランスは会社員と違って色々なお金を自分で払わなくてはいけないということで、よく理解できていないと漠然とした不安を持つ方もいると思いますが、その違いを具体的に理解することで「なぜ不安なのか」が見えてきますし、それによって「解消法」も見えてきます。

会社員とフリーランスの大きな違いについて

会社員とフリーランスの大きな違いで真っ先に挙げられるのが「年金」や「税金」の話です。

フリーランスの年金

ご存知の通り、会社員は国民年金と厚生年金の2階建てです。しかも、その支払いの一部は所属企業が負担をしてくれています。

一方、フリーランスは「国民年金」のみの加入となります。会社員の2階建てとは異なり1階建てなので当然受給額も少ないです。それをカバーするために個人年金や国民年金基金などを使用する方法がありますが、フリーランスはその支払も全て自分でしなければなりません。

フリーランスの税金

会社員の人はそのほとんどの場合、給与からの天引きということで手続きなどをする機会がありませんが、フリーランスの人は全て自分で税金の処理を行わなければなりません。

フリーランスの場合、月に稼いだお金は何も引かれない形で手元に入ってくるので一見会社員の人よりも稼いでいるように勘違いをしてしまうこともありますが、そこから所得税や住民税、場合によっては事業税などの支払いをしなくてはならず、みるみるうちに手元からお金がなくなってしまいます。

月の手取りが同じように見えても会社員の人とフリーランスの人ではまるで違います。あらかじめ税金の支払いがあることを理解し、本当の収入として必要な金額を算出しておくことでこういった不安を取り除くことができます。これからフリーランスになろうとしている人はまず所得税や住民税の計算方法を理解してシミュレーションをしてみましょう。

フリーランスの経費

また、当然ではありますが、フリーランスの場合は事業にかかる経費も自分自身で払わなくてはなりません。事業で用いるパソコンやソフトウェア、その他備品も自身の収入の中からまかなわなくてはなりません。この点も予め理解をして、どれくらいの収入が必要なのかを理解しておくようにしましょう。

フリーランスが将来への備えをするための仕組み

何かとお金の面での心配事が多いフリーランスですが、フリーランスの方が老後やライフイベントへの備えをするための仕組みは存在します。ここではその仕組みを3つ紹介します。

①小規模事業共済

会社員と違ってフリーランスには退職金というものがありません(会社員でも退職金がない企業もありますが)。小規模企業共済は経営者の退職金のようなもので個人事業主や小規模企業の経営者等が加入でき、事業を廃止する際や会社を退職する際に積み立てていたお金を給付するものです。
小規模企業共済:http://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/

②国民年金基金

上述の通り、会社員は国民年金に加えて、厚生年金を2階建てで支払っています。そのため年金を受け取る際には上乗せして年金を受け取ることができます。一方のフリーランサーは国民年金のみの加入となっており、厚生年金による上乗せ部分がありません。そこで、厚生年金のような2階建て部分を支給する仕組みが国民年金基金です。以下のサイトなどで簡単にシミュレーションすることができるので、掛金と受給額を調べて検討してみるのも良いかと思います。
シミュレーション:https://www.npfa.or.jp/check/simulator.html

③個人型確定拠出年金

確定拠出年金の制度がある企業の方はご存知かと思いますが、その個人版が個人型確定拠出年金です。自身で運用商品を選ばなくてはならないため、多少なり知識が必要ですし、運用実績次第では元本割れのリスクも伴いますが、逆に受取額を大きくできる可能性もあります。また、掛金が控除対象になるので資産運用しながら節税できる点はポイントです。

節税をして税金の支払いをおさえる

また、税金については支払わなくてはならないものですので、対策を練るようなものではありませんが、仕組みをしっかりと理解することで節税をすることもできます。例えば、上で触れたような事業経費をもれなく記録しておくことで、課税対象となる所得を減らして、所得税をおさえることができますし、個人型確定拠出年金への加入なども節税に繋がります。

ここでは詳しくは述べませんが、仕組みをしっかりと理解することが不安を払拭するための第一歩となるでしょう。

健康面での不安

当たり前ではありますが、フリーランスは働かなければ収入は得られません。そのため病気やケガなどで働けなくなってしまった際の心配をする人も少なくないでしょう。

健康管理はフリーランスに限った話ではありませんが、フリーランスで体調を崩すというのはどれだけ大きな問題なのかを理解し、どのような備えができるのか考えていきましょう。

体調を崩したら収入がなくなる

フリーランスは会社員と違い有給休暇もなければ傷病手当などもないので、体調を崩して休んでしまうと収入が途絶えてしまいます。

また、会社と違って代わりに仕事を進めてくれる人もいないので、クライアントは他の企業やフリーランサーに仕事を頼まなくてはならなくなります。体調を回復しても休んでいた期間によってはクライアントが戻ってこない可能性もあります。

社会人たるもの健康管理も仕事のうちであるということはご周知の通りですが、このようにフリーランスが体調を崩して仕事を休むことのリスクの高さは会社員の比ではありません。

健康管理も仕事のうち

働き方改革により、就業時間についての取り締まりが厳しくなる一方、自分で自分を管理するフリーランスはいくらでも働けてしまう部分があります。

忙しくて仕事を断りたいことがあっても、断ってしまうと「次がないかもしれない」という不安や「稼げるうちに稼いでおきたい」という気持ちから、つい無理をして働いてしまうことが多々あります。

しかし、上述の通りフリーランスが体調を崩すことのリスクは非常に大きいので、健康管理も仕事のうちと考えて無理な仕事は断る勇気を持ちましょう。また、フリーランスには労災もありません。倒れたりケガをしても全て自己負担となるので、その意味でも体調管理には充分に気を配りましょう。

時間拘束がないアドバンテージを有効活用しよう

会社員でいると所属企業に時間的拘束をされてしまうこともありますが、時間や場所に拘束をされないフリーランスは自分の裁量で働くことができます。

自由だからといって好き勝手に生活したり昼夜逆転生活など不規則な生活ではなく、自由だからこそ規則正しく自分を律した生活をしましょう。時間があるからこそ、ラクな外食ではなく健康面に配慮して自宅で料理することも可能ですし、日中の空いている時間を狙ってスポーツジムに通うことも可能です。

こうした自己投資は必ず自分自身に返ってくるものです。

補償制度を利用して不安を解消する

どんなに気を遣っていてもいつ傷病に罹るかは誰にも分かりません。最近はフリーランスに特化した補償制度なども増えてきているので自身の働き方にあったものを有効活用していきましょう。

フリーランス協会の所得補償制度:https://y-h-c.com/lp_form/freelance.html

最低限の補償で守られていれば仕事にも集中することができるというもの。体調を崩してから後悔をすることのないようにきちんと備えておきましょう。

何が不安であるかを明確にすれば解消法も見えてくる(まとめ)

人生のなかで大きな割合を占める働き方は不安も大きいですし、その解消の為にやらなければいけないことはとても多いです。

ただ、フリーランスに限らず、どんな不安でも、漠然と不安を抱えるのではなく何が不安であるか明確にすることで自ずとその対処や解消の方法は見えてくるものです。

目を背けてしまうことは簡単ですがそれではいつまでも不安のままですので、1つずつ向き合って解決をしていき、理想の働き方を手に入れましょう。

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