副業先への転職をする「副業転職」「お試し転職」の実態を調査!副業から採用のポイントも解説

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近年、正社員雇用ではない新しい働き方が注目を集め、副業やフリーランスといった働き方に興味を持つ方も増えています。働き方の多様化に労働力人口の減少も相まって、企業の採用担当者視点では正社員の採用はどんどんと難しくなっています。そんな中で、正社員採用のためのきっかけづくりとして副業人材の登用を試みる企業もあらわれています。

こうした背景を踏まえ、本調査では企業の採用担当者の採用施策検討に資するべく、副業経由での転職の実態について調査しました。

調査概要

調査期間:2022年12月15日~2022年12月28日
調査手法:インターネット調査 (株式会社ジャストシステム提供のFastaskを使用)
調査対象:
・以下条件を満たす回答者
・年齢:25歳~60歳
・職業:経営者・役員、 会社員(事務系、技術系、その他)
有効回答数:
・事前調査:22,001名
・本調査:199名(現在の就業先への入社前に副業での業務経験があった回答者)

副業からの転職は調査対象となった転職者の4%

2018年以降に現在の職場に転職をした調査対象者のうち、24%が転職前時点で既に転職先での仕事に従事したことがあったと回答。副業として関わっていたのは調査対象の4%でした。

副業転職を始め転職先で事前に働いていると高い満足度

転職先の職場への満足度を見ると、転職先との転職前時点での関わりがあった回答者が高い満足度を示しました。特にフリーランス、副業、ボランティアでの接触があった方が高い満足度となっており、副業からの転職が転職者の満足度向上につながることがわかりました。

副業開始時点では転職積極層は3割程度のみ

副業を開始した時点での転職意向や転職サービスの利用状況についても調査をしたところ、副業転職をした回答者のうち副業開始時点で積極的に転職を考えていたのが約3割のみということがわかりました。採用企業の視点で見ると、副業で求職者との接点を持つことで、転職意向が顕在化する前に人材にアプローチができ、競合を回避できるということがわかります。

副業転職経験者の大部分は少ない稼働での長期間の副業後に転職

副業転職をした回答者がその職場でどれくらいの期間、どれくらいの稼働量で副業をしていたかについても質問をしました。結果、副業の期間は1年以上と答えた回答者が半数以上となり、長期間の副業の末に転職をしていることがわかります。一方で稼働量は必ずしも多くなく、週10時間未満が45%程度となりました。

調査資料のダウンロードはこちら

このほかにも、「副業先への転職を考えるようになったタイミング」や「副業先へ転職をした理由」といったトピックについても調査をしています。また、採用企業向けのポイントについてもまとめた詳細資料は以下より無料でダウンロード頂けます。

詳細資料のダウンロードはこちらから

この記事の監修者

田村直哉

エニィクルー株式会社COO。 Yahoo! JAPANで事業企画や調査分析業務に従事。退職後MBA留学。在学中にZendesk Inc.の日本向けマーケティングを支援。帰国後App Annie Japanのマーケティングを統括。2017年8月にエニィクルー創業。同時にパラレルワーカーとして複数社のマーケティング活動を現在も支援中。

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