フリーランスとして働いている方にとって「仕事が無い=収入がない」ことは死活問題であり、仕事が無いときの不安やストレスは深刻です。
ただ、焦りや不安から闇雲に行動するのではなく、そんなときだからこそ一度冷静になり、現状の原因を分析してみましょう。原因が見えてくると気持ちも落ち着き、正しく行動に移すことで仕事も取れるようになってくるはずです。
以下ではそのための「仕事がない」原因を分析して次のアクションを考えるためのステップを紹介します。
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目次
要素分解をして原因を特定
受注数は商談数と受注率に分解できる
仕事の受注数(仕事の量)とは、シンプルに考えると「受注数 = 商談(提案)数 x 受注率」に分解することができます。つまり、受注数を増やすためには商談数や受注率を増やす必要があるということです。
まずは、これまでの自身の案件獲得のために行った活動を振返ってみましょう。週や月ごとで行った活動を具体的な数字に落とし込むことで分析の精度があがります。
クライアントへの提案数があきらかに少ないのであれば、母数となる提案数を増やす必要があります。一方で、提案数は多いものの受注数が増えない方は、提案方法の改善など受注率をあげる方法を考えてみる必要があります。
そもそも商談・提案の数が少ない場合
クライアントへの提案数や案件への応募が少ない方は、まずその母数を増やすところから活動を始めてみましょう。
エージェントやWebサービスを活用して提案回数を増やす
最近ではフリーランスとクライアントの橋渡しをするエージェントやWebサービスが多数存在します。それら支援サービスを活用しクライアントへの提案数を増やしてみましょう。
どんなに優秀なフリーランサーでも失注することがあります。就職活動や営業活動と同様、失注してもめげずに継続して提案をしていきましょう。その際、失注となった提案については受注に結び付いた提案と何が違うのかなど分析することも忘れずに行いましょう。こちらは後述する受注率の向上にもつながる重要なことです。
職種によっては工夫が必要
職種によっては、エージェントやWEBサービスで案件を見つけることが困難で提案数を増やしにくい場合もあります。そのような場合には、クライアントになりそうな人が集まるイベントの参加や、ブログやSNSで発信など提案の場を生み出すための工夫が必要となります。
提案をする場はひとつとは限りませんし、その手段も多岐に渡ります。自身が行っている仕事に合わせて積極的に活動や発信を行っていきましょう。
受注率が低い場合
様々なサービスを利用して、クライアントへ何度も提案を行っているにもかかわらず、受注に結び付かない場合はその提案方法を見直す必要があります。
そこで、見直すポイントとなるものについて確認をしていきましょう。
ニーズに即した適切な提案ができているか
提案数を増やしても受注数があがらないことがあります。そのような場合、自身の提案がクライアントのニーズに適しているのか見直しをしましょう。特に、どんなクライアントに対しても同じような提案をしていたり、同じポートフォリオを見せていたりするという方は要注意です。
Webサービスを使うにしてもエージェントを使うにしても、クライアントのことは可能な限り下調べをして、どのようなニーズがありそうか仮設をたてるようにしましょう。そうすることで、自ずと提案内容はクライアンによって変わってくるはずです。
価格は適切か
当たり前ではありますが、相場からかけ離れた金額で提案をすれば、クライアントからは「高い」と感じられてしまうでしょう。可能な限り、同業者の価格相場を調べて、それを踏まえた上で価格設定をしましょう。
新規クライアントへの提案の際、同じようなスキルの方と比較し差別化ができない場合には提案価格が安い方が選ばれます。まずはお試し価格として低めに設定をし、継続依頼を受けられるようになってから価格の交渉をするような工夫も必要です。
また、既存のクライアントであっても、これまで1万円で通せていた提案が通らなくなることもあります。その場合、これまで納品した記事に1万円の価値がなかったと判断されたと考えることもできますし、クライアントの財務状況が良くない可能性なども考えられます。そのような場合に安請負をする必要はありませんが、状況に合わせた柔軟な価格設定も必要です。
「この人なら大丈夫そう」と思ってもらえているか
フリーランサーとして働く場合、会社という後ろ盾がありません。また、WEB上だけで完結し、顔を合わせずに仕事をする機会も多いので、信用を得られるか否かが大きく受注率に関わります。
スキルや価格が同じような人から提案を受けたクライアントは「より失敗しない人」「安心して仕事を任せられる人」を選びます。こうした安心や信頼を得るために、例えば以下のようなことを意識しましょう。
- 自身のプロフィールを充実させる
- 提案時に実績やポートフォリオを可能な限り提示する
- コミュニケーションを丁寧に行う
安定的な仕事の獲得に向けて
安定的に仕事を獲得していくためには、短期的なアクションだけではなく、中長期的にみた投資が必要です。以下はそのためのポイントになります。
自分について認知してもらう機会を増やす
フリーランサーが自分自身を認知してもらう機会を作ることは、企業が商品やサービスの広告を出すのと同じです。たとえば、ブログやSNSで発信することで、自分自身がどのような仕事をしているのかを認知してもらう機会を作ることができます。
自身について認知してもらえると、いずれ、自ら提案活動せずとも、クライアント側から依頼をしてもらえる可能性があります。クライアント側から「この案件お願いできますか?」というように依頼を受けられるようになると、提案する活動が減り、実作業へ時間を回すことができるのでより効率的に働くことができます。
自己投資を続ける
スキルアップをすることで、提案できる案件の幅が広がるとともに、自身が行う仕事の価値が高まり案件の単価向上にも結び付いていきます。
スキルアップの成果は一朝一夕で見えるようになるものではありませんが、中長期的な視点を持って継続的に取り組んでいきましょう。
まとめ
- 受注数 を 商談(提案)数 と 受注率 に分解して考えることでアクションが具体的になる
- エージェントやWEBサービスを活用して提案の場を増やす。
- 受注率が上がらないときは提案内容や価格が適切であるか見直す
- 短期的なものだけではなく中長期的に安定して仕事を獲得していく対策を講じておく
「仕事がない」のはフリーランサーにとって苦しいときではありますが、冷静に現状を分析し、それをもとに活動することで安定的に仕事を獲得することができるようにしていきましょう。